世界では銀行系のフィンテック会社が次々と誕生しています。

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銀行系フィンテック会社設立事例

 

空に浮かぶお金のマーク

 

フィンテック事業を展開する会社はここ数年、日本でも徐々に増えてきています。
中には、既に一般的に周知されているサービスを提供している会社もあります。
現在のところ、フィンテック事業を行っている会社というのはベンチャーがほとんどで、大企業は多少及び腰になっています。
ただし、中には銀行系のフィンテック会社が設立されたという事例もあります。
ここでは、そんな銀行系のフィンテック会社を取り上げていきたいと思います。

 

世界で進む銀行によるフィンテック分野への参入

銀行系のフィンテックと言われても、多くの方はおそらくピンとこないはずです。
しかし日本ではそうであっても、世界に目を向けてみると状況は全く異なります。

 

例えば最近では、シティバンクモルガン・スタンレーといった世界各地の大手金融会社がビットコインに対して提携や資本注入を進めています。

 

さらに、2015年にはドイツ銀行やシティグループ、UBSなど世界の大手金融機関22行が、送金などの決済を低コストで処理できるブロックチェーンシステムの導入を検討し始めました。
この2つはビットコインの例ですが、この他にも世界では今、銀行系のフィンテックが次々に誕生しています。

 

日本の銀行系フィンテック

世界では銀行系のフィンテックがここ数年でかなりの成長を見せていますが、翻って日本の状況は一体どうなのでしょうか?
率直に言って、日本の銀行系フィンテックは欧米に比べて大きく立ち遅れています。
と言うよりも、銀行系のフィンテックに限らず、日本はフィンテック全般において欧米の後塵を拝する形になっているのです。

 

日本は先進諸国と比べて金融規制が厳しく、取引の電子化も一部でしか進んでいないため、フィンテックが発展する環境が整っていないのです。
もっとも、これとは違った例外的な状況も存在しています。
日本では、資産管理や金融情報、決済、会計といった銀行業務と重なる部分では比較的金融規制が緩いため、こうした分野ではフィンテックが育つ土壌が確保されているのです。

 

銀行系フィンテックの会社設立事例

日本における銀行系フィンテックの会社設立事例として最も有名なのは「FinTech JV」です。
このFinTech JVは2016年に設立されたみずほ銀行とソフトバンクによる合弁会社です。
この会社が提供するサービスはレンディングとITを融合させた「スコアレンディング」というもので、スコアレンディングに着手する金融機関は日本では同社が初めてとなります。

 

スマホでできるレンディングサービス

FInTech JVのサービスの最大の魅力は、審査やスコアの確認などを全てスマホで行えるというところにあります。
審査時間は専用のアプリを使うことで30分以内に抑えることができます。
また、いつでもスマホで新たな情報を入力して、スコアを最新のものに更新することもできます。

 

みずほとソフトバンクの相乗効果

スコアレンディングにおいては、AIを使って顧客のデータを分析して融資限度額や金利を設定する必要があります。
そして、そこで必要不可欠なのがビッグデータです。
データの分析には膨大な情報量が必要なため、ビッグデータが欠かせないのです。

 

みずほは2400万人の個人顧客を持ち、ソフトバンクは4300万件の累計契約数を持っていますので、両社のビッグデータが最大限に生かされることになります。

 

加えて、メガバンクであるみずほと日本屈指のIT企業であるソフトバンクの企業としての強みがサービスの内容に生かされることになります。
みずほには顧客審査やサービスの運営といった金融のノウハウがあり、ソフトバンクにはPepperなどの開発で実績のあるAI技術があります。
両社の持つこうした強みがFInTech JVを優れたサービスに導くことは間違いないはずです。

 

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