フィンテックハブではイノベーションや投資が活発に行われるようになります。

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フィンテックハブの意味とその役割

 

日本ではここ数年、欧米の後を追う形でフィンテックに対する関心が高まってきました。
最近では、各種メディアでもフィンテック事業を展開する企業やフィンテックサービスが度々取り上げられるようになっています。
そんな中で、近頃ではフィンテックに関する様々なキーワードが登場するようになっています。
今回取り上げる「フィンテックハブ」もその内の一つです。
ここでは、このフィンテックハブとは何なのかということと、一体どのような役割を持っているのかということを紹介していきたいと思います。

 

フィンテックハブの意味

 

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フィンテックハブという言葉は決して一般的に知られているものではありませんし、仮に聞いたことがあったとしてもその意味を知っている方は多くはないはずです。
ですので、まず初めにこの言葉の意味を紹介します。

 

まずハブ(hub)というのは、英語で「中心となるところ」「中枢」「拠点」といった意味を持つ言葉です。
この言葉自体は様々な場面で用いられていますが、ビジネスの場面で用いられる場合には、特定の経済分野に関心を持つ一般企業、起業家、投資家などが集まる「中心地」のこと意味します。

 

従ってフィンテックハブというのは、フィンテックに関心を持つ一般企業、起業家、投資家などが集まる場所という意味になります。

 

フィンテックハブの役割

フィンテックハブという言葉の意味が分かったところで、次にフィンテックハブの持つ役割について説明していきます。
既に述べたとおり、ビジネスにおけるハブには特定の分野に関心を持った企業や投資家が集まります。
そして、この「集まる」ということがフィンテックハブの役割を生み出すことになります。
特定の分野に関心を持った企業や投資家が一つの場所に「集まる」ことで、そこに資本、技術、人材、インフラといった様々な経済的な資源が集中的に投下されるわけです。

 

そしてそうした状況が生まれると、そのハブ(中心地)ではイノベーションや投資が活発に行われるようになります。

 

また、多くの企業や投資家が一つの場所に集まることで、技術協力や情報共有などが行われやすくなります。

 

フィンテックハブとしての東京

世界では今、ロンドンやシンガポールやドバイといった都市がフィンテックハブとして機能しています。
これに比べて、日本の首都である東京はフィンテックハブという観点から見れば大幅に立ち遅れています。

 

しかし、フィンテックハブとしてのポテンシャルから言えば、東京は決して他の世界的な金融都市と比べても劣ってはいません。

 

皆さんもご存知のように、東京には証券取引所や中央銀行、メガバンクなど、日本の金融の大部分の機能が集中しています。
また、技術、資本、人材という点から言っても十分な条件が揃っています。

 

ですから、政府と東京都の政策次第では東京がフィンテックハブとして機能することは十分に可能なのです。
そしてそうした動きは、少しずつですが生まれてきています。

 

例えば、自民党ではフィンテック推進議員連盟やIT戦略特命委員会が設立されいますし、経済産業省ではフィンテック研究会と検討会合が実施されています。
また、金融庁ではフィンテックに関する有識者会議や決済高度化官民推進会議などが開催され、日本銀行ではフィンテックセンターが設立されています。

 

さらに東京都においても、小池都知事が東京の国際金融センター化を検討する姿勢を示しています。
このように、東京のフィンテックハブ化に関しては国と都の双方が環境整備を進めていますので、東京が世界のフィンテックハブに追いつく日も遠くはないのかもしれません。

 

フィンテックハブの意味とその役割